ワードプレスで「続きを読む」を設定することで、記事の全文ではなく、一部分だけを抜粋して表示できるようになります。
対象となるのは、ブログのトップページやアーカイブページなどの、記事一覧ページです。
「続きを読む」は「Moreタグ」を使って設置するのですが、テーマによっては正常に表示されないケースがあります。
こちらでは、「続きを読む」を設置するメリットや方法、プラグインを使って同じような効果を得る方法などについて解説していきます。
ワードプレスに「続きを読む」を設置するメリット

ワードプレスで、「続きを読む」を設定すると、トップページなどの記事一覧で、投稿した記事全文を表示することなく、一部分だけを表示させることができます。
通常は、「続きを読む」ではなく、記事内の文章が全て表示されるのですが、「続きを読む」を設置することで、次のようなメリットが期待できます。
メリット①より多くの記事を読者に提示できる
記事一覧で、1記事ごとの表示幅が短くなることで、1スクロールで表示できる記事数が増えます。
このことにより、記事を全文表示させるよりも、多くの記事を読者にアピールすることができるようになります。
その結果、ブログ内での回遊率の増加や、離脱率や直帰率の減少が期待できます。
メリット②続きが気になるような興味づけができる
「続きを読む」を設置することで、記事の冒頭文だけを記事一覧ページに表示できるようになるため、読者の興味を引く効果が期待できます。
記事の導入文で、記事全体の要約や、記事を読むことで得られる情報やメリットについて伝えることで、記事のクリック率が増加します。
メリット③区切りがいいところに設置できる
「続きを読む」がデフォルトで設置されているテーマの場合、文字数で自動的に区切られてしまう可能性があります。
文章の途中で途切れてしまうと、見た目にもあまりよくありません。
そこで、自分で「続きを読む」を設置することで、区切りがいいところまでを記事一覧で表示させることができます。
ワードプレスに「続きを読む」を設置する方法

それでは、ワードプレスの記事一覧で「続きを読む」を設置する方法や削除方法、プラグインの活用方法について解説したいと思います。
お使いのワードプレスのテーマによっては、記事一覧でオリジナルのレイアウトが用意されている場合があります。
その場合、カード形式やマガジン形式など、元々、テーマ特有のデザイン性の高いレイアウトになっています。
こちらでご紹介するのは、無料テーマなどで、そういったデフォルトのデザイン性の高いレイアウトが用意されていない場合に参考にしてください。
ワードプレスに投稿した記事に「続きを読む」を設置する方法
ワードプレスのブロックエディタで「続きを読む」を設置する方法は以下のとおりです。
「続きを読む」を設置した場所に、点線が表示されます。
ブロックエディタでは、「続きを読む」の文字や、編集画面上での表示を変更することができます。
変更するには、表示された「続きを読む」を選択して、任意の文字に変更するだけです^^b
クラシックエディタで「続きを読む」を設置する方法は次のとおりです。
ビジュアルエディタの場合
- 「続きを読む」を設置したい場所にカーソルを合わせる
- 上部のツールバーにある「続きを読む」をクリック
テキストエディタの場合
- 「続きを読む」を設置したい場所にカーソルを合わせる
- 上部のツールバーにある「more」をクリック
クラシックエディタの場合でも、「続きを読む」を設置したい場所で、ボタンをクリックするだけでOKです!!
ワードプレスに投稿した記事から「続きを読む」を削除する方法
ワードプレスに投稿した記事から「続きを読む」を削除する方法について解説しておきます。
ブロックエディタで「続きを読む」を削除する方法は以下のとおりです。
手順としては、通常のブロック要素の削除と同じです。
クラシックエディタで「続きを読む」を削除する方法は次のとおりです。
ビジュアルエディタの場合
- 「More」をクリックして選択
- 「delete」をクリックして削除
テキストエディタの場合
- 「More」タグを選択
- 「delete」または「backspace」で削除
クラシックエディタの場合も、削除する方法は他のタグと同じです。
プラグインを使って「続きを読む」を設置する方法

全ての記事に手動で「続きを読む」を設置するのは、結構手間がかかります。
そこで、プラグインを使って、指定した条件を用いて自動で「続きを読む」を設置する方法があります。
Auto Limit Posts Reloadedは、インストールして有効化した後に、「続きを読む」を設置する条件などについて設定しておきます。
Letter | 指定した文字数の後に「続きを読む」を設置 |
Word | 「moreタグ」のみ表示 |
First paragraph | 一段落表示後に「続きを読む」を設置 |
None for the moment | 変更なし |
上記の他に下記の点についても設定しておきます。
「Link description」・・「続きを読む」を任意の文字に変更
Include also a Share option・・チェックを外す
Automatically limit posts in・・全て選択
Strip tags and shortcodes・・チェックを入れる
以上の設定をしてけば、「続きを読む」を自動で設置することができます。
ワードプレスで「続きを読む」が反映されない時の対処法

ワードプレスで「続きを読む」(moreタグ)を設置することで、記事一覧ページの表示速度を向上させる効果も期待できます。
しかし、ワードプレスでは「続きを読む」が反映されないことも少なくありません。
というのも、「続きを読む」(moreタグ)が機能するのは、ワードプレスが提供しているテーマがほとんどだからです。
先ほども「注意書き」として記載しましたが、多くの有料テーマでは、記事一覧がすでに高いデザイン性のあるレイアウトになっています。
そのため、わざわざ「続きを読む」を表示しなくてもいいのです。
とはいえ、有料テーマにおいても、記事の一部分や、概要だけを表示することで以下のようなメリットが期待できます。
最新のSEOにおいて、ページの表示速度は非常に重要視されています。
ユーザエクスペリエンスに関する評価項目の重要度は、今後さらに高まる見込みです。
また、ユーザーに合わせて最適な情報だけを表示させることも、ユーザエクスペリエンスの向上につながります。
したがって、有料テーマでも、必要に応じて、記事の一部分の表示と非表示をユーザーが選択できるようにするといいですね!
「続きを読む」の代わりに使える方法は以下の3つです。
トグル機能は、有料テーマによっては、使えない機能もあります。
ボタンを使う場合、「続きを読む」以下の文章を別記事で用意します。
ただ、この方法では、ページネーションと同じく、SEOの評価が分散するリスクがあることを想定しておく必要があります。
関連記事
最後に、「アコーディオン」を使って、「続きを読む」と同じような効果を得ることができます。
「アコーディオン」は、「Shortcodes Ultimate」というプラグインを使って実装します。
「Shortcodes Ultimate」では、「アコーディオン」の他にも、便利なショートカットがあるので、インストールしておいて損はないプラグインです。
ワードプレスで「続きを読む」のメリットと表示されないときの対処法のまとめ
ワードプレスで「続きを読む」を設置するメリットには、以下のようなものがあります。
ただし、最新の有料テーマでは、すでにデザイン性の高いレイアウトが記事一覧に用意されています。
そのため、多くの場合「続きを読む」を自分で設置する必要はなくなってきています。
こちらでご紹介した設置方法は、ワードプレスのデフォルトテーマを使用している場合などに有効です。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!