ワードプレスが表示されない時やログインできないなど、ワードプレスを使ったブログ運営で誰もが経験し得るトラブルの原因と解決方法をお伝えしています。
エラーコードの表示方法と、エラーコードの意味や対応についても解説していきます。
この記事をよめば、ワードプレスに関するトラブルを解決することができます。
ワードプレスが表示されない原因と真っ白になった時の解決方法

ワードプレスが表示されない原因として下記のようなものがあります。
原因①「URL」の打ち間違い
もっともよくあるのが、「URL」の打ち間違いです。
「http」と「https」の間違いや、大文字小文字、「I(アイ)」と「l(エル)」の見間違いなど、入力したURLが間違えていないか確認してください。
根本的な対策としては、ページをブックマークに保存しておいたり、わかりやすい名前にしておくことがあげられます。
原因②「WordPressアドレス」や「サイトアドレス」が間違っている
管理画面の「設定」→「一般」にある、「WordPressアドレス」や「サイトアドレス」を間違って設定すると、サイトにアクセスできなくなったり、正しく表示されなくなったりします!

WordPressアドレスは、一度変更すると下に戻すのに手間がかかるため、初心者は不用意に変更しないようにしておきましょう。
アドレスが間違っているだけなら、上記の設定画面で正しいアドレスに修正するだけです!
万が一、管理画面も表示されない場合は、WordPressアドレス、またはどちらも間違えている可能性があります。
この場合、サーバー上にある「wp-config.php」という重要な設定ファイルを修正する必要があります。
WordPressアドレスとサイトアドレスを修正する手順
ワードプレスの設定ファイルを編集するには、「FTP接続ツール」があると便利です。
ただし、レンタルサーバーから簡単にワードプレスをインストールした場合には、レンタルサーバーの管理画面にある「ファイルマネージャー」を使う方法があります!
「wp-config.php」を開いて、一番下に以下のコードを追加します。
update_option(‘siteurl’,’https//(正しいアドレス)’);
update_option(‘home’,’https//(正しいアドレス)’);
ワードプレスが正しく表示されれば、上記のコードは削除しても大丈夫です!
原因③プラグインに原因がある
プラグインが原因の場合、ワードプレスをアップデートした後、または新しいプラグインをインストールして有効化した後に、トップページが真っ白になります。
この場合、原因となっているプラグインを無効にするか、削除することで解決できます。
しばらくすると、プラグイン側で問題を解消してくれるはずなので、その後に必要なプラグインなら再度、有効化するとよいでしょう^^
原因④サーバーやドメインの更新を忘れてしまっている
サーバーやドメインの更新料が未払いのまま期限切れを迎えると、サイトが表示されなくなります。
「URL」の打ち間違いがなく、プラグインの影響も考えられない場合、サーバー側に原因があることがほとんどです。
解決方法は単純で、サーバー料金を支払うことで、数時間後には再びサイトが正常に表示されるようになります。
根本的な対策としては、サーバー料金とドメイン代は自動更新にして、クレジットカードなどから毎月自動で支払えるように設定しておくことをおすすめします。
原因⑤サーバー側の障害
サーバーで障害が発生している可能性があります。
サーバー側の障害でワードプレスが表示されていない場合、エラーコードを元に原因を突き止めていきます。
エラーコードの意味については、「ワードプレスのエラーコード表示の代表例と意味」で詳しく解説しています!
多くの場合、共有サーバー(レンタルサーバー)を使っているはずですので、自分の他にも同じサーバーを使っている人たちにも影響が出ている可能性があります。
ツイッターなどリアルタイムな情報が手に入りやすいSNSを使って、自分が使っているレンタルサーバーで、「ワードプレスが表示されない」などというツイートがないかリサーチしてみましょう。
また、多くの場合一時的な接続障害であるため、少し時間をおいてからもういちどワードプレスが表示されないか確認してみてください。
上記のいずれの方法を試しても、ワードプレスが表示されなければ、メールやチャット、電話などを使ってサポートに連絡してみましょう。
また万が一、通信障害などにより、一部のデータが消えてしまっていた場合、バックアップを使って復旧させることができます。
サーバーにも自動バックアップ機能がある場合もありますが、ワードプレスのプラグインを使ってバックアップをしておくこともできます。
いざというときに、役立ちますので、必ずバックアップを作成しておくようにしましょう。
ワードプレスのバックアップの取り方についてはこちら!
ワードプレスにログインできない原因と解決方法
ワードプレスにログインできない原因には、以下のようなものがあります。
原因①ユーザー名やパスワードを間違えている
もっとも多いのが「ユーザー名とパスワードを間違えているケース」です。
そもそも、しばらく放置していたブログだと、パスワードを忘れてしまうこともしばしば・・。
そんなは、「パスワードをお忘れですか?」という項目をクリックすることで、新しいパスワードを設定し直してログインできるようになります。
登録したメールアドレスを忘れると、パスワードの再設定ができなくなります。
ワードプレスをインストールしたら、必ずメールアドレスを保管しておくようにしましょう^^
原因②「404 Not Found」と表示されたら
ワードプレスにログインしようとして、「404 Not Found」が表示されることがあります。
「404 Not Found」の意味は「サイトが見つかりません。」です。
原因としては、「ワードプレスのアドレス」または「サイトアドレス」が意図せずにまちがって変更されてしまったことが考えられます。
ワードプレス管理画面にある「設定」から、「ワードプレスのアドレス」と「サイトアドレス」の項目を表示して、修正してください。
原因③「500 Internal Server Error」と表示されたら
ワードプレスにログインしようとした際、「500 Internal Server Error」と表示されることがあります。
ワードプレス本体や、デザインテーマ、プラグインを更新したときに「500 Internal Server Error」が出ることが多いです。
解決方法としては、PHPのバージョンを更新することです。
サーバーパネルにログインして、PHPのバージョンを切り替えてみてください。
原因④「403 Forbidden」と表示されたら
ワードプレスにログインしようとした際、「403 Forbidden」と表示されることがあります。
「403 Forbidden」が表示された場合、サーバーの契約の期限が切れてしまっている疑いがあります。
サーバーの管理画面にログインして、期限を確認してみてください。
ワードプレスのエラーコード表示の代表例と意味
サーバーからのレスポンスを3桁の数字で表現する「ステータスコード」の中に、「エラーコード」は属しています。
ステータスコードは、大きく5種類に分類できます。
ステータスコード | 意味 |
---|---|
100番台 | 情報 |
200番台 | 成功 |
300番台 | リダイレクション |
400番台 | クライアントエラー |
500番台 | サーバーエラー |
つまり、400番台と500番台が「エラーコード」となります。
では、さらにエラーコードの名称と意味や対策について解説します。
名称 | 意味と対策 |
---|---|
400 Bad Request 不正リクエスト |
ブラウザからのリクエストを適切に処理できない場合に表示されます。 対策 ブラウザ変更や再起動、Cookieやキャッシュを削除 |
403 Forbidden アクセス禁止 |
アクセス権限のないページへのアクセス 対策
閲覧者にできることはありません。アクセスが集中していて、ページにつながりにくい時も表示されることがあります。 |
404 Not Found ページが存在しない |
アクセスしたページが削除されている 対策 閲覧者にできることはありません。 |
408 Request Timeout タイムアウト |
決められた通信時間内にページを表示できなかった時に出るメッセージです。 対策 通信環境を確認する |
500 Internal Server Error サーバー内部エラー |
ブラウザからのリクエストを適切に処理できない場合に表示されます。 対策 ブラウザ変更や再起動、Cookieやキャッシュを削除 |
501 |
サーバーがリクエストに満たすのに必要な機能をサポートしていない。 対策 サーバーに問い合わせて修正をお願いする |
502 Bad Gateway 不正なゲートウェイ |
ゲートウェイ・プロキシサーバは不正なリクエストを受け取り、これを拒否しました。 対策 通常はサーバー側の問題。稀に閲覧者側で発生することもある。 |
503 Service Unavailable サーバー過負荷 |
閲覧しようとしているページにアクセスが集中している 対策 時間をおいてからアクセスしてみましょう。 |
504 Gateway Timeout 内部サーバーエラー |
ウェブサイト側のサーバーからの適切なレスポンスがなくタイムアウトした状態です。 対策 時間をおいてからアクセスしてみましょう。 |
505 HTTP Version Not Supported 未サポート |
クライアント(おもにWebブラウザ)からサーバに送信されたHTTPプロトコルのバージョンを、サーバがサポートしていない場合に発生 対策 HTTPヘッダーの確認サイトで、エラーが発生したWebページのURLを入力し、リクエストを確認する。リクエストが正常(101)ならWebブラウザを最新バージョンにアップデートする。 |
ワードプレスの表示で何らかのエラーが発生した場合、「重大なエラーが発生しました」とだけ表示されると、何が原因なのか推測が難しいですよね。
そこで頼りになるのが、上記の「エラーコード」です。
「エラーコード」を表示させることで、どのファイルのどこで、どういった内容のエラーが起きているのかを把握することができます。
「エラーコード」を表示させるためには、サーバーにある「wp-config.php」というファイルを編集する必要があります。
「wp-config.php」に「define(‘WP_DEBUG’, true);」というコードを追加します。
WordPressでエラーコードを表示させる手順
ワードプレスの設定ファイルを編集するには、「FTP接続ツール」があると便利です。
ただし、レンタルサーバーから簡単にワードプレスをインストールした場合には、レンタルサーバーの管理画面にある「ファイルマネージャー」を使う方法があります!
「wp-config.php」を開いて、以下のコードを検索して探します。
define(‘WP_DEBUG’,false);
「false」とは、つまり「エラーコードを出力しない」という設定なので、ここを「true」に変更して出力させるようにします。
define(‘WP_DEBUG’,true);
この「wp-config.php」というファイルは、とても重要なファイルです。
編集する前に、必ずバックアップを取っておくようにしておきましょう^^
ワードプレスのトラブル事例①「自動更新に失敗しました。」と表示されたら
ワードプレスの投稿画面で記事を作成している最中に、「自動更新に失敗しました。再度、更新を行ってみてください。」という警告メッセージが表示されることがあります。
原因の多くは、Wi-Fiなど通信回線の切断によるものです。
このメッセージが表示されたら、パソコンやスマホの通信状況を確認してみてください。
ちなみに、通信環境が改善されるまで、「自動更新に失敗しました。再度、更新を行ってみてください。」というメッセージが繰り返し表示されることがあります。
このメッセージ自体を消す(非表示にする)方法を解説しておきます。
やることは、ワードプレスのテーマディレクトリの直下にある「.maintenance」というファイルを削除するだけです。
このファイルは、プログラムに影響するコードではないので、削除しても大丈夫です。
ワードプレスのトラブル事例②「データベース接続確立エラー」と表示されたら
ワードプレスにアクセスした際、「データベース接続確立エラー」と表示されることがあります。
この原因には下記のようなものがあります。
もっとも多い原因が、「wp-config.php」の設定ミスです。
ワードプレスはPHPとデータベース(MySQL)を使って、構築されています。
「データベース接続確立エラー」が起きている場合、PHPがデータベースから必要な情報を取り出そうとしても、閲覧することができない状況に陥っています。
ワードプレスでは動的にページを表示させているため、必要な情報が手に入らなければ、ブログを表示させることもできないのです。
より具体的な理由として
といったことが考えられます。
もしも、これらのいずれも正常であれば、悪意あるユーザーにサイトをハッキングされている可能性があります。
ワードプレスが表示されない時やエラー表示の解決方法のまとめ
ワードプレスが表示されない原因には、次のようなものがあります!
大きく分けて、「ワードプレスの設定ミス」、「プラグインが原因の不具合」、「サーバー側の障害」に分類できます。
こちらの記事の対処法を参考に、表示されない問題を解決して頂ければと思います!
最後までご覧いただき、ありがとうございました!